団の最大の課題解決に向けて
私達合唱団の最大の課題は如何に団員を増やしていくかです。
自分の反省としてですが、今までの活動らしい活動はほとんどしてきていませんでした。友達で音楽の好きな人や合唱経験のある人、カラオケがうまい人などに個人的に当たりましたが、今まで一人も勧誘できていません。
それに比べて副団長の大塚さんの勧めで沢山の人が見学に来られ、中には入団した人もおられます。グリーは残念ながら大塚さんにすがって来たことを素直に認めたいと思います。
団員を増やさないと団の未来はないという認識のもと、鈴木団長はじめグリーの有志が集まってマンドリーノコスモスの演奏会に賛助出演して、あの市民会館大ホールに集まった800人以上の音楽好きの観衆に、市原グリークラブの男の歌声を届けて来ました。マンドリンの演奏と男声の歌声はよくマッチしていて演奏後はたくさんの観客の皆さんから好評をいただきました。
これは私の理解ですが、グリー有志の賛助出演については賛否両論があるのは知ったうえで出演しているのは、市原市に市原グリークラブという男声合唱団があるという宣伝のためです。この歌声を聴いて入団したい人が現れてくれるのが狙いです。もちろん近い将来、マンドリーノコスモスとの合同演奏会でグリークラブとして単独で30分程度の演奏ができたらいいと思っています。
このような活動のほかに団員勧誘の妙手が簡単にあるとは思いませんが、みんなで知恵を出し合い協力し合うことで、この大きな課題に挑戦することができるのではないかと考えます。
若い人はもちろんのことシニアにとっても合唱は素晴らしい要素をたくさん持っています。この素晴らしさをもっと多くの人に知ってもらい人生を豊かなものにしていただきたいと思うのは私だけでしょうか。
48歳の時初めて市原市に男声合唱団があることを知り、見学に行ってその日から一緒に歌わせてもらった時の感動を忘れることはできません。チャンスさえあれば私が経験したように奇跡的に男声合唱に出会い、生涯の友として人生を豊かなものにすることができると信じます。そのきっかけを作ることが勧誘活動の原点ではないでしょうか。
そのためには、私達団員がいかに合唱が好きか、合唱を愛しているかを何とかして伝えていかなければなりません。
私の勝手な想いですが、男声合唱にはいろいろないいところがあります。
1. あの重厚かつ繊細で深みのあるハーモニーは精神を安定させとっても気持ちのいいものです。
2. 大きな声を出すことでストレスを発散させ精神的疲れを無くしてくれます。
3. 歌うということは脳を使う激しい作業ですので、脳が活性化して大きなエネルギーを使います。これが健康にはとってもいいと思います。
4. これに団体競技としての個人の努力や団員相互の気遣い、パートメンバーとしての自覚などが合唱活動を色付けして楽しい活動としてくれています。多くの人が集まって心を一つにして演奏を作り上げていく過程において合唱がますます楽しくなっていきます。
男声合唱を広め団員を増やしていくには団員全員がこの活動を理解し、心を新たに取り組んでいくことが重要です。そこで私から勧誘活動の一案を提案させていただきたいと思います。
1. シニアに狙いを
若い人が増えてほしいのはもっともですが、まずは我々に年齢の近い60歳ぐらいのシニアに狙いを定めて活動したらどうでしょうか。この年齢は再雇用時期を迎えて人生の色付け、味付けを吟味する時期でもあり、人生を豊かにするための何かを探しています。書道、絵画、武道、俳句、スポーツ等々、忙しかった現役から一度立ち止まって考える時期でもあるはずです。この時期に男声合唱に遭遇してくれたら。
2. 男声合唱に遭遇するチャンスを作る。
私がそうだったように男声合唱に遭遇するチャンスはそんなに多いものではありません。 この遭遇するチャンスを増やす、作ることが活動です。マンドリーノコスモスの賛助出演はその遭遇にはちょっと遠いですが、市原グリークラブの名前が会場でアナウンスされ、男の斉唱をマンドリンの音色に載せて会場に響かせるだけでも貴重なことだと思っています。そこでその遭遇を作る活動を探したいと思います。
(1) 合唱祭を聴きに来てくれたら
合唱祭で男声合唱を聴いて練習の見学に来てくれた人もいました。手っ取り早い方法が合唱祭の活用です。合唱祭のポスターからは男声合唱団が出ていることは分かりません。そこで、グリーが出ていることと歌う歌の紹介のポスターをグリーが別に作成し、駅やいろいろなところに掲示します。
(2) 夢ホールで、グリーの単独演奏会と交流会の実施(年2回)
団員勧誘を目的に特化した演奏会を夢ホールで行います。日ごろから暗唱している愛唱歌10曲程度を歌い、そのあとに演奏を聴きに来てくれた人とコーヒーとクッキーで交流会をして勧誘します。繰り返し実施することで根気のいる永い活動にしていきたいと思います。
(3) ポスターや地域新聞の活用
団員募集のポスターをシニアに絞った画期的なものにして駅や公民館に掲示、地域新聞にも新しい記事を掲示して募集を行います。
(4) 京葉地区産業祭出演、会社のOB会や退職者懇親会での出演(愛唱歌中心)
男声合唱のできる室内会場があるところを探して出演の売り込みと参加申し込みを行う。そのための情報を入手する。
(5) 市原市の諸施設、諸団体での演奏会の企画、等々
以上、いろいろと考えてみましたが自分一人ではどうにもなりません。団員全員で知恵を出し合い協力することで団員を勧誘していきたいと思います。
ここ数年間で男声合唱と遭遇して練習を見学に来てくれた人は10人近くおられましたが、入団の決断をしてくれた人は一人、セカンドの宮原さんだけです。いいところまできているのに取り逃がしてしまうはなぜでしょう。見学に来た人の名前も聞いていない連絡先も聞いていないどころか、見学に来たきっかけも聞いていないなど我々の対応にも改善すべきところが多くあると思います。見学に来た人は絶対逃がさない、そのためにどうすべきかみんなで考えましょう。そして30人の合唱団を目指そうではありませんか。
桐田勝夫
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