2018姉ヶ崎キリスト教会クリスマスコンサート
市原グリークラブ
姉ヶ崎キリスト教会は市原市の桜台地区にあるプロテスタント系の教会です。梶川登牧師はじめご信者の皆さんのご協力もあって、昨年からイブ12月24日(月)イブの燭火礼拝の前にクリスマスコンサートを開かせていただいています。昨年は宣伝不足もあり観客が少なくがっかりしたことを思い出します。
今年はリベンジを誓って再度コンサートを実施することになりました。桜台の自治会館はじめ地区内の掲示板、近隣のJRの駅にポスターを張り、教会の近所にはチラシを投げ込んで万全を期しました。楽友協会、ほかの合唱団にもチラシや口コミで宣伝したおかげで当日はほぼ満員の状態でした。
今回は教会にお願いして事前練習時間を1時間とっていただき、発声練習とおさらいはできましたが事前練習としては十分な時間ではなかったように思います。でも昨日とは違い喉も温まっていい状態で演奏に入ることができました。
演奏予定は7曲とアンコール1曲で所要時間は30分すべて原語です。事前練習を演奏開始30分前に切り上げて休憩に入りましたが、この段階では観客はほとんどなく昨年の二の舞かとふと頭をよぎりましたが、気を持ち直して待つこと10分、観客がぼつぼつ入場し始めたではありませんか。びっくりしているうちに会場はほぼ満員になりました。緊急に畑から野菜を取ってきて近所に配って今夜は是非来ていただきたいと懇願して回った家内の応援もあって、近所の皆さんが男声合唱を初めて聴くというはめになった次第です。
第1曲目はグノーの「キリエ」です。出だしはきれいな和音で始まり好調の時を彷彿させるハーモニーは続き、心配した乱れも少なく無事終了しました。事前練習の成果が出た一瞬でした。拍手の一瞬の遅れから今日の観客は男声合唱は初めての人が多いと感じました。でもイブの貴重な時間に来ていただいたことに大感謝です。
第2曲目は「アグヌスデイ」この曲も無難にこなして第3曲目の「ハインリッヒ」に入りました。観客は重厚な男声合唱の響きに酔いしれているような感じで静かに聞いていました。でも油断があったのでしょうか、突然の乱調に陥ってしまったのです。昨日もそうでしたがこの曲は本当に怖いです。歌っていてハーモニーが崩れていくのを知ってもどうすることもできず、難破船に乘っているような状態で終了してしまいました。今回はビデオを撮っていますので後日の解析を待ちたいと思っています。
第4曲目は黒人霊歌「Swing low sweet chariot」です。これは軽快なリズムに乗ってなんとか体制を立て直すことができました。
第5曲目は「Oh holy night」、この歌は外国の有名歌手がクリスマスソングとしてカバーしている美しい曲で誰でも知っていますが、意外と早口言葉の連続で練習不足がすぐわかる曲でもあります。熟年超えのメンバーが多い合唱団にはかなりの難題です。ここを乗り切る力は残されているのか。ここでグリーは予想外の力を発揮して強引に突破をかけて乗り切ったのです。その強引さが観客に受けたのでしょうか大きな拍手が返ってきました。これにはさすがのグリーも勘違いをしてしまいました。この曲が持っているもともとの素晴らしさに感謝しなければならないのですが。
第6曲目は「もみの木」ドイツ語で軽くいなして観客を唸らせ終曲の第7曲目は「きよしこの夜」です。満員の観客に応えるべく全力を振り絞って歌いました。その心が神に通じたのでしょうか。きれいな和音が男声合唱に乘って会場を支配するのを確かに感ずることができました。わずか80人程度の会場ですが男声12人の声量は十分すぎて一人一人の声が良く聞こえ危なさを感ずることもありましたが、会場の皆さんには元気な歌声を届けられたのではないかと思います。
用意した覚えがない桜ではなく観客の中から突然“アンコール”の声に、しっかりと用意してきた「I want to be a Christian 」を歌い、今年の演奏会も無事終了しました。
すべてが終わって後、教会に残って燭火礼拝に参加する人は少なく、観客のほとんどがグリーの演奏を聴きに来てくれた人であったことを報告しておきたいと思います。決して玄人を唸らせるような演奏ではなかったけれど、精一杯の今の市原グリーのコーラスをお届けできたのではないかと思っています。
月2回の練習でレベルを向上させるのは大変ですが、メンバーの熱意とグリー愛で頑張っていきたいと思っています。
演奏後、燭火礼拝に参加して賛美歌を歌いながら清々しい気持ちで1年を締め切ることができたような気がしました。
梶川牧師からは、今年の演奏は昨年以上で良かったと好評をいただいています。初めて聴きに来てくれた近所の方からは、男声合唱は初めて聴きましたが心がふるえました、もっと早く聴ければよかったと来年の参加を約束してくれました。来年はせっせと野菜を配達しようと思いました。
山本先生はじめ風邪で体調を崩した人もいて調整は大変でしたが、来年は事前練習時間を2時間は取って臨みたいと思っています。
今年もこの演奏会で1年の予定をすべて無事終了しました。9月に宮原さんが入団されて早くもクリスマスコンサートに参加されてセカンドの一角を担ってくれています。私たちも初心に帰ってグリー愛を発揮していこうではありませんか。そのために健康第一で頑張りましょう。
皆様方にとって来年もいい年でありますように祈っています。
バス: 桐田勝夫
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