今年のクリスマスコンサートは
市原グリークラブは数年前から五井カソリック教会でクリスマスコンサートを開いてきました。コンサートというよりはクリスマスの時期に教会の聖歌隊の皆さんと一緒に聖歌を歌い、教会に集まった信者の方々に私たちのクリスマスソングの合唱を聴いていただくというようなものでコンサート言うにはおこがましい気がしています。今ではクリスマスに歌える宗教曲のレパートリーも増えてワンステージで30分を超えて歌えるようになってきました。
大曲ではシューベルトの”ドイツミサ曲”、グノーの"ミサ曲第2番”をはじめ、定番の”O Holy night"、”Die Heilige nacht”(きよしこの夜)、”O Tannen Baum”(もみの木)などのドイツ語の数曲に加え黒人霊歌数曲がレパートリーです。
今年は久しぶりにグノーのミサ曲2番の中からハーモニーがきれいで比較的短期間に仕上げられる”Kyrie"と”Agnus Dei"をステージの最初に歌うことになりました。先週の練習でははじめは全く忘れていて苦労しましたが、練習を進めるうちに思い出してきて何とかなるような気がしました。あと3回の練習で仕上げていかなければならないので大変です。そのほかに数曲、それにアンコールを仕上げるとなるとプレッシャーがかかりますが、いつものことですから精一杯楽しみたいと思っています。
はじめて五井カソリック教会の聖堂で歌った時の天井全体に共鳴した歌声には感動しました。自分たちの歌声とはとっても思われない心地よさに痺れてしまいました。あの興奮から毎年、カソリックの信者のトップテナーの団員に無理を承知でお願いして貴重な機会を作っていただき今日に至っています。本当に有難く思っています。
プロテスタントの姉ヶ崎長老教会は私の住んでいる市原市の桜台団地の入り口にある小さな教会です。毎年プロの演奏家が来てくれて演奏会をしている関係で私も良く訪問していました。牧師さんは音楽に造詣が深く私たちのクリスマスコンサートを受け入れてくれそうでしたのでお願いしましたところ快く受け入れてくれました。平屋の天井の低いそれでも詰めれば100人は入れる小さな礼拝堂でしたが、2017年のクリスマスイブの19:00に始まる燭火礼拝の前に30分のクリスマスコンサートを開くことができました。声出しは有秋公民館でたっぷり2時間かけ、気合が入りすぎて疲れ気味で教会に乗り込みました。燭火礼拝に参加する満員の信者に囲まれての演奏会を期待していたのですが、集まった皆さんは20人足らずの信者の皆さんと事前に遠慮しながらお誘いした私の身内とコールレルヒの数人でした。少し気落ちしましたが気持ちを取り直してみんなで一生懸命に歌いました。歌の解説は信者よりもキリスト教に詳しいと自負している山本先生がいつものようにジョークまじりでやってくれ和んだ雰囲気の中でいい演奏ができたという満足感がありました。
演奏後はすぐ燭火礼拝に入りグリーのメンバーも残って一緒に燭火礼拝に参加させていただきました。私にとっては初めての経験でしたが荘厳な雰囲気の中で信者の敬虔な祈りが響いていました。燭火礼拝の後は信者の皆さんと手作りのクッキーや簡単なお食事をいただき楽しいひと時を過ごさせていただきました。
今年も昨年と同じ要領で燭火礼拝前に30分のクリスマスコンサートを受け入れてくれました。今年はわれわれグリーの力で聴衆を集める努力をしたいと思います。いろいろアイデアを出して礼拝堂を満員の聴衆で埋めたいと思っています。夕方18:30開演はちょっと遅い時間帯ですがお知り合いの人にお声をかけてもらえれば幸いです。
今年もあっと言う間に11月、クリスマスまで1か月ちょっとになってしまいました。元気に過ごせた1年を神に感謝してクリスマスコンサートに臨みたいと思います。
バス:桐田勝夫
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