東京ドイツ村での演奏会の思い出
東京ドイツ村は東京にあるのではなく袖ケ浦市にあります。最寄り駅はJR姉ヶ崎駅で、ここから10km、館山自動車道の姉崎袖ケ浦インターからは3kmと市原市に隣接しています。冬になると関東3大イルミネーションで有名です。春、菜の花、芝桜に始まり、10種類ものお花が競演する初夏、ひまわりとモコモココキアの夏、秋バラと紅葉コキアが彩る秋と、年中お花が楽しめると同時にゴルフ場がすっぽり入る広大な芝生のなだらかな牧場のような丘は訪れる人を癒してくれます。今では年間100万人を超える人が訪れてくれます。
ドイツ村には2つの屋外ステージがあって丘の下では数万人を対象にしたロックのフェステバルなどが開ける屋外ステージがあり、丘の上の商業施設の中央には小さなステージがあります。3,500円で年間パスポートを取得していましたので、以前から天気のいい日はチャリンコで弁当をもって出かけ時折々のお花を楽しんでいました。
丘の上のステージは小さく屋外でマイクはあっても音響が悪いので合唱はどうかと思ったのですが、ドイツ村ではずーと休まず流れているドイツ語の軽快な音楽に誘われて、我々グリークラブのドイツの歌を披露したらどうだろうと思うようになりました。
そこで2015年の夏にドイツ村の事務所を訪問し、市原グリークラブの説明をさせていただき、演奏会の企画書を提出して承認を得ることができました。
第1回目は2015年秋のフェスティバルに、ドイツ民謡を中心に愛唱歌、日本民謡で30分の午前、午後の2部のコンサートとなりました。あいにくの雨模様で入場者が少なく、割れんばかり拍手に包まれているはずのコンサートには、入場者の聴衆に代わり商業施設から駆り出された売り子や従業員の方が聴衆のコンサートになってしまいました。
演奏時には雨も上がり元気いっぱいに歌うことができて、男声合唱に初めて接したドイツ村女性従業員からは、身に余る感謝感激の言葉をいただき、ドイツ村に大きな足跡を残して終了となりました。天候に恵まれなくて残念でしたが雪辱を期して即来年のコンサートを予約させていただきました。
翌2016年は春のゴールンウィークに演奏会を企画したところ、ドイツ村から、男性だけでは花がないので女性を加えてとの依頼があり、コールレルヒにお願いして一緒に歌っていただくことになりました。各男性、女性単独合唱団の演奏のほかに、混声合唱も加えて1ステージ1時間程度の午前、午後の2部の演奏会になりました。こどもの日に合わせて、童謡の”こいのぼり”や”夏は来ぬ”などの小学唱歌、さらには、坂本九などのポピュラーな歌も加えて演奏会がより盛り上がるように工夫しました。
2016年は晴天に恵まれて入場者も多く前年とは比べ物にならないくらい盛況な演奏会になりました。屋外での合唱は反響が期待できないためマイクに頼らなければならず少ない本数のマイクではどうしようもないことがよくわかりました。
2年2回にわたるドイツ村での演奏会は、今までどこの合唱団でも実現したことのなく、いい経験ができて良かったと思います。ドイツ村からはまたやってくださいとお誘いを受けていますが、次回やるときはマイクの本数を最低各パートにしてスピーカーで合成した音で勝負したいと思っています。ドイツ村は秋のミカン狩りのシーズンで入場者は500円でミカン詰め放題のエベントをやっています。30個ぐらいは入っていました。演奏動画がありますのでそちらも見てください
バス:桐田勝夫
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