第52回市原市合唱祭へのみち


市原グリークラブ団長 鈴木勝典




選曲


 合唱祭で演奏する曲は創立いらいアカペラの伝統的な合唱曲ばかり歌ってきました。

しかし伝統的な合唱曲で演奏会を開いても観客の盛り上がりはいま一歩です。

自分達もこの際ノリの良い曲を歌ってみたいと思い、今年はポピラーな曲で多くの団員が現役だった頃に流行った曲をピアノ伴奏で歌うことに決まりました。

 最初は「栄光の掛橋」と愛唱歌にしようと考えていました。しかしそれでは演奏のテーマが統一されないので後でもう1曲「誕生」を選びました。その為に「誕生」の練習は7月からになりました。


練習


J-POPの曲は歌いながら自然に身体が動くようなリズムです。身体がリズムを憶えないとできない。これに慣れるまで時間が掛かった。よく知られた曲で口ずさむ事も多かったが楽譜通り歌うのは大変でした。

 8月の夢ホールコンサートで「栄光の掛橋」と愛唱歌を演奏しました。お客さんの反応も良く歌った団員の満足感も得られました。9月の練習は本番前の練習を含めて3回しかありません。それも全員が3回の練習に来られるわけでもありません。「誕生」の練習不足は否めませんがなんとか本番に間に合わせたのが実情です。


合唱祭での演奏


 録音を聴いてみると「栄光の掛橋」はリズム、テンポは安定しているが少し乱暴な感じがします。しかしハモルところはハモッタ音が聞こえるのが良い。

「誕生」は言葉がはっきりしない、明らかに口がまわっていない。ハモルべき個所がごちゃごちゃして聞こえます。講評では概ね良かったとの評価を貰いましたが、「誕生」は何を言っているか分からないとの指摘もありました。

また団員からもメロディーの音が低くテノールの声が聞こえなかった、次回は2列にしてパート間を近くした方が歌い易いとの意見もありました。

しかし全体の仕上がりは良かったので団員の満足感は高かったと思います。

来年は早めに選曲をして満足いくまで練習して合唱祭に臨みたい。